こんにちは。いちかわともや(@tomochan8282)です。
旅する絵描き、はしのさんにインタビューをさせていただきました!
絵描きと旅人を両立したライフスタイルを実践しながら、吸い込まれるような美しい作品を生み出し続けているはしのさん。絵やライフスタイルについての哲学をたっぷりと伺いました。
はしのさんの活動の軌跡ははコチラ↓↓
◆もくじ
旅する絵描き はしのさん【インタビュー】
旅する絵描き はしのさん【インタビュー】
アーティストとビジネス


でもはしのさんは、作品づくりもビジネスもうまくやられている印象を持ちました。
そこでは、売り方を学ぶと言うか、自分の活動をしつつ、生活基盤も豊かにしていくっていう感じですね。
もともと絵描きは趣味でやっていたんですが、趣味でやっていた絵が勝手に売れていくようになった。そんな感覚ですね。

香港の仕事をきっかけに、自分のあり方が変わって、今のような絵の依頼をいただくようになったっていう感じですね。
カンボジア
だけど、これから人生どうしようかなって高校生の時に考えた時に、人と違うことをしたいっていうのがすごくあったんです。 私が所属をしていたところは、教育を学ぶというよりは、自分の内側を知るみたいな作業が多かったですね。 ハンセン病の病院にお邪魔をさせてもらって、対話したり。また、パキスタンに行ったりとか。フィールドに出て社会問題とかいろんなものに触れて、自分を知っていくみたいな。そういうことが個人的には面白いなと思いました。

でも知らないことに対して、すごく興味があったから、行ってみたいって思いました。

自分の中にいろんな疑問が湧いたと言うか、何を疑問に思っているのかもわからない疑問もありました。その時からですね。すごく世界に対する興味が出てきました。
物心ついたときから




正しい学び方をする


変態しか集まらないところなんですけど、それがすごく面白くて。私よりも年上の方ばかりなんですけど、こんなにも世界にはたくさんの旅人がいるんだなって。
人の動きの少ない時間に、自分が動けるライフスタイルを模索していた時に、今のホテルの仕事を見つけて。朝は早いんですが、お昼の3時には終わるんですよ。そのあとパソコン使った仕事に毎日取り組んでいます。
場所を自分で選べる働き方というのは、すごく可能性があると思いますね。 はしのさんは、あまり休みと仕事の区別はない感じですよね。
下手すると一日中仕事をしちゃうので、ちょっとまずいなって思ってます。
😆 笑 😆
トモヤさんもそうですけど、ホテルの仕事をしながらエンジニアの仕事をして、少しずつ自分の理想のスタイルにシフトしていくのって、正しい方法だと思うんです。 偉そうに申し訳ないんですが、そういう自分のやりたいことをビシッと見つけて、どういうルートを辿っていけばいいのかを知る。ルートを知っている人をまず見つける。
歩き出す前に、自分がどの方向に行けばいいのかという判断が正確だから、正しい努力をしてどんどん先に行っちゃう感じですね。とても謙虚です。
私達って普通に日本語話せるじゃないですか。それは日本語を話せる人たちの環境にいるから話せるわけであって。それと同じで、ビジネス的な成功を目指す人は、ビジネスを正しくやっている人たちがいる環境に身を置いて、ちゃんと積み重ねて継続していけば成功できるんですよって。 正しい方法でやり続けた人が勝つよねって。それはすごく響きましたね。
ドイツ生まれのオープンカー
車って、ある意味では無機物じゃないですか。
正直、あまり車には詳しくないので…否定しているわけではなくて、車を愛する気持ちをどう絵にしようか。 ドイツにも行ったことがないので、自分の中になかった2つの概念を表現するのに、試行錯誤でした。

そういう依頼をいただけるからこそ、自分の視界が広がるっていうか。ありがたいなぁと思いながら、苦しんで描いていました。
力を入れ始めたのは、香港の仕事を始めてからですね。一年半前くらいからです。面白くないですか、SNSって?
これはちょっと気持ち悪いかもしれないんですけど、人間心理が見えると言うか。これで「いいね」つくんだーみたいな。こんなことが面白いんだーとかありますね。
豊かになれるきっかけがあるのに
いろんな人がいて、その中でビジネススキルを学びつつ、経済の基盤を作りつつ、個人の力を伸ばして行きましょうって。集団で集まった知識とかを共有しながら、より伸ばしていく感じですね。
SNSってすごく可能性があるじゃないですか。いろんなところに豊かになれるきっかけがあるのに、会社へ行って1日が終わる、それでいいのかなって個人的には思いますね。 言葉で言うのは簡単なので、自分のライフスタイルを変えていって、こういう生き方もあるんだよっていうのを、与えられる人間になりたいなーって。
完璧主義
3年半ぐらい前なんですけどね、海外就職したんですよ、バンコクで。大手人材系の会社で、自分の能力をはるかに超えた仕事に直面しまして。 タイに進出している日系の会社さんに現地のタイ人を紹介するっていう。ほんといろんな業界があったんですよ。金融だったり製造業だったり、デザイン系の会社さんにもお邪魔しました。 そこで人事の方にインタビューをして、必要な人材を紹介するっていう仕事だったんですよ。ところが、自分の処理できるスピードをはるかに超えるスピードで仕事をこなさなければならなくて、英語どころか日本語の専門用語すら分からない。俺、全然ダメじゃんって。 それまでもいろんな事を経験してきて自信も持っていたし、自分に対する期待が高かった分、落ち込みましたね。これは自分にとって大きな転換点になりました。
だから新しいことを始めて1ヶ月2ヶ月なんて出来なくて当たり前なんだから、もっとテキトーに続けていればよかったんですよ。そうすれば、そのうち出来るようになるでしょ!みたいなね。そういう考え方になりましたよね。 だから今もエンジニアの仕事やってますけどね、1年目で30万とか50万円とか絶対稼ぐんだ!とかじゃなくて、とりあえず続けること。毎日積み上げていくような感じでね。少しずつ少しずつ。そういう感覚でやってますかね、今は。
仕事始めて必死に結果出したいって、私は馬鹿正直なところがあるので、死ぬ気で一度やってみようっていうことがあって。睡眠時間2、3時間の中で、十何時間ずっと仕事をしているみたいなことをやっていて。 一週間やってみて、すごく疲れ切ったというか、起き上がれなくなりましたね。
それが重ねに重なって一気にドーンと落ちるみたいなことはあります。
リラックスしている時が、一番パフォーマンスがいいってことを体感的に分かっているので、すごく抜けていますね。間違えてもしょうがないや!とか、次上手くいけばいいや!って。そんな感じですね。
期待を測り間違ったとしても、そこから学べばいいやって。 でも肩の力が抜けている大人の方を見ると、すごいなって思ったりしますね。
美しいもの
描かないと生きていけないので。
自分の中にすごく言いたいけど言えないことがあったりとか、自分が何考えてるのかわからないことを外側に出していく作業をすると、すごく楽になりますね。

すごい才能のある人っていうのは自分の身体の中に毒があって、絵を描く作業っていうのは毒を出すためのセラピーなんだと。あーなるほどなぁって思ったんですよ。はしのさんにとっても絵を描くことはセラピーですか?
私のやりたいことの一つに、世界の色々な綺麗な場所に行きたいというのがあって、綺麗な場所って凄い心地よくなるじゃないですか。そういうのを沢山見て表現したいというか。 毒っていうよりは、美しいものをたくさん溜めていって、それを表したいっていう感じですね。
それはすごく自分の中で整理したいものですし、伝えられるものがあるんじゃないかなって。 過去の自分に伝えたいですね。
猫と白



絵本
実は、1回作ったことあるんですよ、大学の授業で。絵本って誰でも描けるじゃないですか。紙に絵を描いて、文字を書けばいいだけなので。でもすごく奥が深いなと思って。 売れてる絵本って、作家さんが自分の哲学を持っている。自分の経験というか人生観を解釈して、それを分かりやすく伝えている。だから響く。 そういう奥深い絵本が描きたいなって。意味のあることをしたいですね。
やれば何かしらの形にはなると思うんですけど、まだその時期じゃないかなって。 この前イチローさんが引退記者会見で言われたじゃないですか。何気なく階段を登ったことがないって。 この言葉がすごく衝撃で、全部の筋肉の動きとか、自分の食べるものとか全てを野球に捧げているその生き方が美しいなーって、すごく思ったんですよね。 私もそうなりたいなーって。
時代性
こだわりも柔軟さも両方持ってる方だなって、完璧な完璧主義ではないなと思いましたね、僕は。
あると思うんですよね、頭でっかちな部分が。
今はホテルっていうコミュニティに所属しながら、自分の仕事も回せているので、理想的っちゃ理想的なんですけどね。でもまた違うタイプのライフスタイルも実践してみたいなーって。 今回みたいなことをいっぱいやりたいですね、これから。面白いライフスタイルを送っている方をインタビューして、それを文章にまとめていくみたいな。楽しいですね。

はしのさん、貴重なお話をありがとうございました!!
はしのさんの活動の軌跡はコチラ↓↓